子どものうちに身につけておきたいおやつのルール4つについて書いてます。
今日は、3つ目のルール「食事とおやつの区別を明確にする」についてです。
お菓子を食事がわりにするのが良くないことは、みなさん分かっていると思います。
(この場合のお菓子には、甘い菓子パンも含みます。)
でも、やっぱりちらほら聞くんです。
この習慣は若い人に比較的多いです。
・「面倒だから」「時間がないから」とコンビニのスイーツや、家にあるスナック菓子で済ます。
・一人暮らしだと、疲れて帰ってきて、とりあえずお菓子を食べたら、食べ過ぎてお腹いっぱいになり夕飯は抜いた。
・「ケーキが食べたいけど、太りたくないから」と夕飯はケーキのみ。
ママだと、家族の食事は気遣っても、自分のことは後回しにしがち。
家族がいない昼ごはんは、甘いパンやお菓子を、なんとなく食べておわりとなる。
もちろん、たまになら良いのですが、「お菓子が食事がわり」がほぼ毎日続いていると、健康に影響が出ます。
食事もお菓子もしっかり食べると、たいてい太ります。
でも、お菓子を食事がわりという場合はスリム~普通体型な場合も多いです。(特に若い人は)
食事を摂らない分、摂取カロリー自体はあまり多くならないのでしょう。
だから、肥満の人に比べて、健康上何も問題がないように見えるし、本人もそう思ってしまう。
しかし、必要な栄養素は足りてないということは有りえます。
「見た目は良い体格でも、ひどい貧血」とか
「痩せているのに、コレステロールが高かったり、脂肪肝」
こういう人に食事内容を聞くと、おやつのような食事を日常的に摂っていることがあります。
若いうちは骨密度を測る機会がないので気づかないですが、10代からこのような食生活だと骨密度が老人並みということも有り得ます。
*****
お菓子や菓子パンの栄養は、ほぼ糖質と脂質です。
エネルギー源にはなります。
でも、ビタミンやミネラル(カルシウムや鉄など)、食物繊維はほとんど含まれません。
他の2食だけで1日の必要量をまかなうのは、けっこう大変。
特に、3食きちんと食べていても不足しがちなカルシウム(骨を作る)や鉄(貧血予防)、食物繊維は2食でまかなうのは難しいと思います。
そして、代謝が落ちる中年になると太ってきて、「肥満・メタボで、かつ栄養不足」ということにもなりかねません。
具体的には、糖尿病や高血圧、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い)があり、骨や筋力は衰えている、というような状態です。
ということで、幼児さんのうちから「お菓子や甘い菓子パンだけで食事で済ませるのは変だよね」という感覚は身につけておきたい。
子どもが大人と違う点は、「成長している」ということ。
活動量も多いので体重当たりの栄養必要量が多いです。
でも、特に小学校低学年までは1食で食べられる量が少ない。
大切な1食をお菓子だけで済ませてしまうと、栄養不足になる可能性が大人より高いです。
(栄養は不足していても)お菓子からのカロリーが多いと、肥満の原因になることもあります。
*****
子どもに関しては、食事をお菓子だけで済ませでも良いと思っている人は、あまりいないと思います。
でも、朝ごはんを菓子パンだけで済ませてしまう・・・という事はちょくちょく聞きます。
もちろん、たまにならそういう事があっても、他の日の食事がきちんとしていれば、栄養的には問題ありません。
でも、そういう事が習慣になってしまっている場合は、早めに改善したほうが良いです。
*****
うちでは、「食事のパン」と「おやつのパン」を区別しています。
食事の時に、おやつのパンを食べることはしません。
「おやつのパン」は、クリームやチョコ、あんが入ったものやデニッシュ系。
甘みが強くて、おかずと合わないパンです。
これらは、シンプルなパンに比べて糖質や脂質が多いです。
そして甘みが強いので、子どもの味覚形成にも良くないのも気になります。
幼児期から甘いパンだけ食べていると、普通の食パンなどは食べなくなる可能性もあります。
シンプルなパンも美味しいと思える、敏感な味覚を育ててあげたいです。
もし、食パンでなくクリームパンにしても、クリームパンを食べ過ぎず、おかずをちゃんと食べていれば(甘い菓子パンにおかずは合わないとは思いますが)、健康に問題は起きないです。
でも、そういう理屈は小さい子には分からないですよね。
だから、「おやつと食事の区別」を感覚的に身につけてもらうため、食事でクリームパンは出しません。
イートインのパン屋さんでお昼を済ますこともあります。
その時は、サンドイッチや惣菜パンなどの「食事パン」を食べてから、デザートとして菓子パンを食べます。
パン屋さんでの食事もたまになので、「甘いパン」だけでも娘の健康に影響はないでしょう。
なので、食事は甘いものじゃないという「習慣付け」の目的です。
うちでは、娘もそもそもそれほど甘いパンに執着がないので、このルールが続いています。
でも、たまに、甘いパンとかパンケーキで朝ごはんということもあってオッケーですよ。
その時は「今日は特別だよー」と、「毎日ではないんだ」と子どもが分かる一言をかけておくと良いと思います。
*****
こういう習慣付けをした上で、なぜだめなのか、という理屈も教えていくと良いです。
小さいうちは、なんとなくわかっていればオッケー。
そして、高校生くらいまでには、「お菓子で食事を済ますことはだめ」ということは、かなりしっかりと認識させる。
そして、親の手を離れ、自分で食事管理するようになったとき、「ま、いっか」と安易な気持ちでお菓子を食事がわりにしないようになってほしいです。
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今日は、3つ目のルール「食事とおやつの区別を明確にする」についてです。
お菓子を食事がわりにするのが良くないことは、みなさん分かっていると思います。
(この場合のお菓子には、甘い菓子パンも含みます。)
でも、やっぱりちらほら聞くんです。
この習慣は若い人に比較的多いです。
・「面倒だから」「時間がないから」とコンビニのスイーツや、家にあるスナック菓子で済ます。
・一人暮らしだと、疲れて帰ってきて、とりあえずお菓子を食べたら、食べ過ぎてお腹いっぱいになり夕飯は抜いた。
・「ケーキが食べたいけど、太りたくないから」と夕飯はケーキのみ。
ママだと、家族の食事は気遣っても、自分のことは後回しにしがち。
家族がいない昼ごはんは、甘いパンやお菓子を、なんとなく食べておわりとなる。
もちろん、たまになら良いのですが、「お菓子が食事がわり」がほぼ毎日続いていると、健康に影響が出ます。
食事もお菓子もしっかり食べると、たいてい太ります。
でも、お菓子を食事がわりという場合はスリム~普通体型な場合も多いです。(特に若い人は)
食事を摂らない分、摂取カロリー自体はあまり多くならないのでしょう。
だから、肥満の人に比べて、健康上何も問題がないように見えるし、本人もそう思ってしまう。
しかし、必要な栄養素は足りてないということは有りえます。
「見た目は良い体格でも、ひどい貧血」とか
「痩せているのに、コレステロールが高かったり、脂肪肝」
こういう人に食事内容を聞くと、おやつのような食事を日常的に摂っていることがあります。
若いうちは骨密度を測る機会がないので気づかないですが、10代からこのような食生活だと骨密度が老人並みということも有り得ます。
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お菓子や菓子パンの栄養は、ほぼ糖質と脂質です。
エネルギー源にはなります。
でも、ビタミンやミネラル(カルシウムや鉄など)、食物繊維はほとんど含まれません。
他の2食だけで1日の必要量をまかなうのは、けっこう大変。
特に、3食きちんと食べていても不足しがちなカルシウム(骨を作る)や鉄(貧血予防)、食物繊維は2食でまかなうのは難しいと思います。
そして、代謝が落ちる中年になると太ってきて、「肥満・メタボで、かつ栄養不足」ということにもなりかねません。
具体的には、糖尿病や高血圧、脂質異常症(コレステロールや中性脂肪が高い)があり、骨や筋力は衰えている、というような状態です。
ということで、幼児さんのうちから「お菓子や甘い菓子パンだけで食事で済ませるのは変だよね」という感覚は身につけておきたい。
子どもが大人と違う点は、「成長している」ということ。
活動量も多いので体重当たりの栄養必要量が多いです。
でも、特に小学校低学年までは1食で食べられる量が少ない。
大切な1食をお菓子だけで済ませてしまうと、栄養不足になる可能性が大人より高いです。
(栄養は不足していても)お菓子からのカロリーが多いと、肥満の原因になることもあります。
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子どもに関しては、食事をお菓子だけで済ませでも良いと思っている人は、あまりいないと思います。
でも、朝ごはんを菓子パンだけで済ませてしまう・・・という事はちょくちょく聞きます。
もちろん、たまにならそういう事があっても、他の日の食事がきちんとしていれば、栄養的には問題ありません。
でも、そういう事が習慣になってしまっている場合は、早めに改善したほうが良いです。
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うちでは、「食事のパン」と「おやつのパン」を区別しています。
食事の時に、おやつのパンを食べることはしません。
「おやつのパン」は、クリームやチョコ、あんが入ったものやデニッシュ系。
甘みが強くて、おかずと合わないパンです。
これらは、シンプルなパンに比べて糖質や脂質が多いです。
そして甘みが強いので、子どもの味覚形成にも良くないのも気になります。
幼児期から甘いパンだけ食べていると、普通の食パンなどは食べなくなる可能性もあります。
シンプルなパンも美味しいと思える、敏感な味覚を育ててあげたいです。
もし、食パンでなくクリームパンにしても、クリームパンを食べ過ぎず、おかずをちゃんと食べていれば(甘い菓子パンにおかずは合わないとは思いますが)、健康に問題は起きないです。
でも、そういう理屈は小さい子には分からないですよね。
だから、「おやつと食事の区別」を感覚的に身につけてもらうため、食事でクリームパンは出しません。
イートインのパン屋さんでお昼を済ますこともあります。
その時は、サンドイッチや惣菜パンなどの「食事パン」を食べてから、デザートとして菓子パンを食べます。
パン屋さんでの食事もたまになので、「甘いパン」だけでも娘の健康に影響はないでしょう。
なので、食事は甘いものじゃないという「習慣付け」の目的です。
うちでは、娘もそもそもそれほど甘いパンに執着がないので、このルールが続いています。
でも、たまに、甘いパンとかパンケーキで朝ごはんということもあってオッケーですよ。
その時は「今日は特別だよー」と、「毎日ではないんだ」と子どもが分かる一言をかけておくと良いと思います。
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こういう習慣付けをした上で、なぜだめなのか、という理屈も教えていくと良いです。
小さいうちは、なんとなくわかっていればオッケー。
そして、高校生くらいまでには、「お菓子で食事を済ますことはだめ」ということは、かなりしっかりと認識させる。
そして、親の手を離れ、自分で食事管理するようになったとき、「ま、いっか」と安易な気持ちでお菓子を食事がわりにしないようになってほしいです。
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コメント
コメント一覧 (2)
少し前からこのブログを読ませてもらっています。
質問なのですが、フルーツグラノーラなどのシリアル系もやはりお菓子の部類に入るのですか?
うちの子は(年少4才)幼稚園に通い出すまではご飯や食パンなどを朝ごはんに食べていましたが、幼稚園に通い出して朝の時間がバタバタするようになってからはご飯だとなかなか食べられないみたいで、フルーツグラノーラがいい!と言います。
私は出来るだけお米を食べさせたいのですが、お米にすると食が進まないみたいです。
何かアドバイスを頂けたら嬉しいです。
長くなったので、ブログの方で回答させていただきました!
よかったらお読みください。
http://balance-kitchen-reiko.blog.jp/archives/29923854.html