私の祖父は、60代で脳梗塞で半身付随になりました。

かなり太い血管が詰まったため、初めはよくて植物状態と言われていたのですが、奇跡的に回復し、なんとか家で生活出来るくらいになりました。

でも、仕事ができなくなり、不自由になり、祖父は毎日「死にたい」と言っていました。

必ずしも、病気=不幸ではなく、同じ状態になっても前向きに生き生きとした生活を送っておられる方はいます。

でも、祖父の場合は難しかったようです。


2015-06-17-01 ブログ用




祖父は、戦後、小さい会社をたちあげ、仕事人間でストレスがいっぱいの毎日。

ヘビースモーカー

そして、食生活は野菜が嫌いで、脂たっぷりのお肉が好き

たまに祖父の家ですき焼きをした記憶がありますが、祖父が砂糖を大量に入れて作っていた覚えがあります

今思えば、そりゃ脳梗塞にならないほうが不思議だわ・・と思います。



食生活だけでも改善すれば、病気にならずにすんだかもしれないです。

でも、この偏食はただのわがままではなく、子ども時代の思い出とリンクしていたようです。

祖父は、貧しい農家に生まれ、小学校までしか行けず、すごく悔しい思いをしたそうです。

そして、青年期は戦時中・戦後の食糧不足で、野菜ばかり食べていたそう。

その思い出から、野菜が嫌いになったようです。


野菜は、貧しさや戦争の苦しさ、悔しさの象徴だったのでしょう。

そして、会社をたちあげお金が使えるようになって、贅沢の象徴が「霜降りのお肉」だったのだと思います。



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戦争や貧しさの経験からくる偏食

しかも、その苦しさや悔しさは、私たちの想像を絶するものだったはず。

だから、偏食を直すのは、とっても難しかったと思います。


こんな食生活をしていたら病気になると知っていたら気をつけたかもしれませんが、そんな教育を受ける機会も当然なかった。

戦後は、健康のために食べ物を選択する余裕はなく、生きるために、何でも食べなければいけない時代でしたもんね。


逆に言えば、それだけ子どもの頃の食経験というのは重要で、のちのちの人生にも影響してくるということなんですね。


全粒粉 塩こうじアボカドチーズトースト HB




今は、戦後のように国全体が貧しいわけではありません。

もちろん、生活に苦しく、「食育なんてやってる場合じゃない」という家庭もあります。

けれど、読み書きを全ての子どもたちが学べているように、食育を学べるようにすることは可能だと思います。

子どもたちが大人になった時に、「正しい食を知ってさえいれば、予防出来た病気」で苦しまないでほしい。

そのために、子どもたちが、学校などで、当然のように食の大切さを学べるようになってほしいなと思います。



ただ、今すぐに、そんな社会にするのは、正直難しい。

でも、今の子どもたちは、どんどん成長していきます。

だから、「食は大切だな」と感じている大人が、食育を勉強し、まずは自分の子どもに実践していってほしいと思います。

そして、余裕があれば、子どもの友達、もう1人に教えてあげる。

そんな小さな一歩が、大切なのだと思います。

共感してくださる方、一緒にがんばっていきましょうね



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